今日は久々に仕事をはやく切り上げることができた。
このまますぐ帰ってもいいのだが、
せっかくだから部下を飲みに誘ってみることにした。
みんな結構忙しいようで、
2人だけしか誘えなかった。
K氏とN子。
K氏は人付き合いがよく、仕事もできる社内での評判もいい新人。
N子は上品でおしとやかな雰囲気をもっていて
それでいて明るく、人をひきつけるような魅力がある。
3人で会社を出て行こうとする時にちょうどK氏のケータイが鳴った。
何やら話していたが、しばらくして
「先輩、やっぱちょっと今日は無理ですわ。」
「すみません、また誘ってください。」
と。
そして彼はまた仕事場へ引き返してしまった。
仕方ないのでN子と2人で飲みに行くことになった。
女性と2人きりか・・・。
だったら居酒屋よりオシャレなバーの方が喜ぶかな。
そう思い、
「SIDE2」というバーに行った。
店内に入ると、マスターはいつも通りのニコニコ顔でグラスを拭いていた。
空いているカウンター席に座り、
私はブルームーンを、彼女はジンフィズを注文した。
平日というのに意外と人が多い。
大学生やOL、外人客までいる。
普段社内ではそれほど話しないが、こういう場になると話しやすい。
会社の同僚や上司の話からグチなどを言ったりと、話はとても盛り上がった。
彼女はおとなしいようで、以外に豪快な発言をする。
かなり気に入ってしまった・・・。
途中、彼女はトイレに席を立ち、数分してもどってきて、
「先輩、トイレには行かないほうがいいですよ。」
誰かの嘔吐物があったらしい。
その後、お酒のせいか話がうまくはずまなくなり、
店を出ることにした。
1時間半ほどの滞在だった。
彼女とは駅前で別れ、私は帰宅の路をとることにした。