セグメンテーションとターゲティングを行った後は
ポジショニングを行う。
ポジショニングはターゲットとなる消費者に対して、
自社のイメージ・商品を明確に位置づける作業。
市場には必ず競合となる企業があるので、
そのマーケット内で戦っていく(シェアを勝ち取っていく)にはポジショニングが必要となるわけ。
ポジショニングの分かりやすい代表的な考え方として、
コトラーによるシェアを基準としたものがある。
シェアが大きい順に、
①マーケットリーダー
②チャレンジャー
③フォロワー
④ニッチャー
と分け、自社の(商品・サービスの)ポジションを考える。
①マーケットリーダー
シェアがトップの企業。そのシェア維持がマーケティングの目標。
②チャレンジャー
シェア拡大のため、常にリーダーに競争を仕掛ける。
③フォロワー
現在以上のシェア拡大を狙わず、
リーダーやチャレンジャーをフォローしつつ業界の安定をはかる。
④ニッチャー
スキ間市場で独自の地位を築く。
これらそれぞれで戦略を立てていく。
また、ポジショニングを行う際は、
他社の商品なんかと差別化を図るために、
適当な2軸を設定する。
これはよく見ると思う。
こういうやつ(ポジショニングマップ)↓
基本的にこの2軸はなんでもいい。
価格とか機能性とかデザインとかいったよくあるようなものでもいいし、
ユニークな軸を考えて斬新な位置づけを行うのも面白い。
ただ、大事なことはターゲットがちゃんと頭に入っているかということ。
売り手の考えるポジショニングが顧客に対して正確に伝わるかどうか、
そして共感を得られるかどうかというところが重要になる。