マインドシェアは消費者の心(マインド)に占める
企業ブランドや商品ブランドのシェアのこと。
そのブランドの強さを示す一つの指標になる。
近年はインターネットで情報収集したり
商品を購入したりするスタイルが多くなってきているから
ますますこの重要性が指摘されるようになってきている。
一般的に販売シェアとマインドシェアは一致しない。
⇒販売シェアは製品や価格、チャネル力も加えた総合的な力が反映されるため。
マインドシェアが低いにも関わらず販売シェアが高い場合は
価格やチャネル力が優れている一方で、
その商品のブランド力は低くなってきているケースが多いらしい。
また、
マインドシェアが高いにも関わらず、
消費者にあまり好まれていないケースは
当然のことながら購入には至らない。
マイナスのイメージが先行している会社や商品等
(違法行為などで不祥事とかを起こした会社とか)
マインドシェアは一般的に純粋想起率で測られる。
あるカテゴリーやマーケットを提示して、
そこで思い浮かぶものを挙げてもらってシェアを出していく。
「薄型テレビで思い浮かぶブランド(商品)は何ですか?」
というような感じの問いかけをする。
ちなみに助成想起率という指標もある。
これはあるブランドや商品名を示してそれを知っているかを問う
ことで抽出できる。
当然のことながら助成想起率よりも純粋想起率がほうが購入の際に
選択される影響力が高いとされる。
それからマインドシェアに似た用語で
ハートシェア
がある。
これは消費者が商品を思い浮かべるだけにとどまらず、
その商品・企業に何らかのロイヤリティを抱く状態にさせるところが
マインドシェアとは異なる。
※顧客の階層化の図
常連客にまでもっていくことでマインドシェア獲得を目指す。
「マインドシェアの獲得こそがマーケティングゴールである」
とも言われるほどこの考え方は重要となる。