ちみっちー

未来実現マーケティング

「未来実現マーケティング」(神田昌典)

を読んだ。

今回の内容はSDGsの事例を幾つか紹介

しながら構成されてたんだけど、

とりわけ教育に関するパートの話が印象に残った。

“起業教育”という言葉。

これが今後教育の世界で求められるようになる。

特に教育界と経済界の連動で飛躍するビジネスを

創出していくという流れ。

これがかなりしっくり来た。

学校が「探求学習」をきっかけにSDGsの達成や

社会問題を解決するプロジェクトを発信し、

企業側は自社の強みを生かせる部分の知見や

人材を投入し共に事業や研究を進めていくという流れ。

これは、めちゃめちゃ合理的な気がする。

割と前から大学とかでも学内ベンチャーとか言われる

ようになってきてその動きは増えてきていると思うけど

ホントこういう風に教育の世界から新しい事業が

生まれてくるのが理想的な気がした。

しかもどう考えてもメリットが多い。

学校等の教育機関だと信頼性が確保されているし、

それゆえに大きな企業ともコラボやタイアップができる。

そして何よりも事業主本人が受身的じゃなく

主体性をもって事業が進むだろうからその推進力も高いし、

企業側もそういう熱意ある学生を確保できるという

価値もでてくる。

このようなプラットフォームができれば

ほんとにいいと思う。


社会問題・課題を解決するという大きなテーマがあって

インプット中心じゃなくてアウトプット中心の授業、

画一的な人材じゃなくて個性的な人材を育てる。

教育の現場って変わってきているとは思うけど

やっぱこういう感じで進化してほしいと切実に思う。


自宅で働くデメリット

最近はコロナの影響もあって、

当然テレワークが全然珍しくない環境に

なってきている。

企業がテレワークを導入するメリットとしては、

・交通費、社内設備費などのコスト削減
・通勤時間、移動時間の削減による効率化
・自宅で働けることからの離職率低下
 (出産、子育て、介護等)
・採用面でのメリット(優秀・多様な人材の確保)

など。

結構メリットが多くて、できる職種ならどんどん

テレワークを導入していけばいいという風潮にも

あるんじゃないかと思う。


一方でデメリットとしては、

・社員の管理が難しくなる
・チームワークが薄くなる
・職種による不公平感が出る

など。

社員の管理が難しくなるなんてのはよく言われる

ことだと思うけど、

その他にはコミュニケーション不足による

チームワークの低下やテレワークができる人と

できない人の間での不公平感や評価の違いなど。


で、

デメリットの中で個人的に一つ重要だと感じるのが、

「緊張感」

だと僕は思う。

会社のオフィスに出社して働いている人と

自宅のくつろげる空間で仕事をしている人との

緊張感の差。

これは絶対にある。

そんなこと解ってるわと思ってても、

どうしてもやっぱり一人で仕事をしていると

気が緩まって変なところでミスしちゃったり

しやすいように思う。

ここが結構見落としがちな要素だと思う。


話は少し変わるけど、例えば

人気のyoutuberとかストリーマーとかが

炎上したりするのとかも大体この要素から

きていることが多いと思う。

配信者なんかは完全に自分の空間・自分の世界で

好きなこと言って成り立ってるわけだから

ちょっとしたことからボロがでて

リスナーから批判をくらって大炎上するなんて

めちゃよくあるパターン。

最近だとメンタリストDaiGoとかね。

多分一人で配信とかしてるとそのうち麻痺してきて

公共性・社会性をもって発信していることを

忘れがちになったりするんだと思う。


自宅で働いているとほんと束縛が少なくて

働きやすかったりするけど、こういうリスクも

企業側、本人がちゃんと認識しておく必要が

あるんじゃないかと思う。

これからのキャリア

今、自分の子どもや学生に対して、どうやって未来を見定めて

どんなスキルをもってどうキャリア形成していくのか?

これにすぐに答えられる人はどれくらいいるんだろうか?


日本の未来の社会を考えると

どう考えてもネガティブな内容が多い。

もうすでにこの手の話は出つくしてる感があるから

知っている人も多いだろうけど、ちょっといくつか挙げてみる。

・人口減少
・少子高齢化
・地方崩壊
・増税
・自然災害(地震、火山噴火、台風他)

など。

なんかため息の出るような話題ばかりだろうけど、

実際これらに直面し、無視できない時代がやってくる(既にきている)。


人口減少は当然経済成長の大きな障壁になるし、

少子高齢化は介護問題、多死社会などにもつながる。

認知症の問題も結構深刻らしい。

そしてそれらに伴って、

社会保険料や各種の税金も上がってくることも概ね予測できる。

増税が進行すると大きく影響を受けるのは会社員。

給料が伸びない環境でさらに負担が増え、人手不足で労働量も増えたりすると

ほんと会社員の仕事が割に合わなくなってくる。

自分で収益を上げる手段を考え、独立していく人が更に増えてくることも考えられる。

これらに加え日本は地震や火山噴火、台風などの自然災害もある。

現状のコロナの影響も加え、どう考えても最悪だ。


まぁこんなことを言い出すときりがなさそうだけど

こんな未来でどうやって目標を定めて生きていくのか。

普通に詰んでるじゃないかと思うのも無理はないように感じる。

頑張って勉強して将来安泰の大企業に就職しろ

という答えが考えらるかもしれないけど、

大企業や優良企業に就職できるのはほんとに数%とかそれ以下。

大半の人は中小企業で働くことになるから

この答えもちょっと良いとは言い難いように思う。


そんな中、一つの答えとして、自分の武器(強み)を作ることだ。

1つではなく、2つか3つ。

1つだと例えば薬品業界に精通しているということだけだとその業界の人全体が

競合になってしまうから、そこから際立たせるためにほかのスキル、キャリアを

2つ3つと掛け合わせていく。

薬品業界の経験(営業)があって、ウェブマーケティングのスキルを持ってて、

イベント運営も英会話もできます。とか。

そうして3つくらいの要素が掛け合わされるとその個人の価値が高まり

揺るぎないポジションを確立することができるという形。

3つの要素は興味あることであれば割となんだっていいと思う。

そこのシナジーがあって、自分の優位性が確保できて、

収益が上がる流れが確立できればこれはもうほぼ勝ち。

スラッシュキャリアとかパラレルキャリアとかそんな感じの考え方。

FFで言えば白魔法が使えて黒魔法も使えて召喚獣も呼べるみたいな感じ。

そんなやつ絶対パーティーに入れるよね。

(*'▽')


こんな風に言うのは簡単だけど、実際やっていくのは結構大変だとは思う。

ただ、こういう流れは人間個人としての輝きを確立し、

その人の特技や趣味なんかも活かされるので幸福を伴ったいい感じの

キャリア形成ができてくるんじゃないかとも思う。

そしてこういうことを認めていく会社、周りの人の風潮も大事。

不安定な世界だからこそ自分の強みを明確にし、アピールするとともに

確固たるポジションを作っていく。

こういう流れが重要になってきているんじゃないかと思う。


歴代ドラマランキングを考えてみた

ちょっと前にふと考えたんだけど

今まで観たドラマで一番良かったのってなんだろう

と思って色々思い返して勝手にランク付けしてみることにした。

点数つけるまですると難しいのでざっくりとS、A、Bくらいまで。

◆Sランク
白い巨塔(2003年)、JIN-仁-、半沢直樹

◆Aランク
リーガルハイ、女王の教室、古畑任三郎、眠れる森、
王様のレストラン、ひとつ屋根の下、お金がない!

◆Bランク(主なもの)
ドクターX、家政婦のミタ、踊る大捜査線、ガリレオ、HERO、
Good Luck、華麗なる一族、ROOKIES、GTO、ウォーターボーイズ
未成年、・・・

※1990年代以降。Bランク以下はいっぱりありすぎてちょっと書けないので
印象に残っている主要なものだけ
一応ドラマに関しては話題になってたり視聴率が高いものはなるだけ観るようにしてる(た)のである程度は網羅してるんじゃないかと思ってます。

自分の中で整理してみると「白い巨塔」と「JIN」と「半沢直樹」がトップ3になった。
唯一、古畑がAランクの中でもかなり上のほうにあるような気はしたけど
やっぱりこの3つはずば抜けてる感があった。
で、この3つのうちのどれがトップかと考えたけどちょっとジャンルが違うので
なんとも判断できない感じがした。

「白い巨塔」に関しては、
何というかもうスケール感がまず凄すぎる。
第1部、第2部と2クール(=6ヶ月)放送された大作で、
第1部では主人公が教授まで昇り詰める様が普通に面白かったし、
第2部では一転して医療裁判を軸に絶望感というか壮絶な現実が何か普通のテレビドラマでは考えられないくらい生々しい感じで伝わってくるのが凄かった。
ホントにこんな深いドラマができることに感動しました。
ちなみに山崎豊子の作品は他に「華麗なる一族」とか「不毛地帯」「運命の人」とか観たけど、確かにどれも面白かったけどやっぱりこの白い巨塔が一番かなと思う。

「JIN-仁-」に関しては、
ホントにホントに良いドラマでした。こんなに情にあふれてる作品はないんじゃないかと思うくらい毎回毎回感動の連続でした。全体としても上手くまとまっててここまで完成度の高いドラマは無いんじゃないかと思わさせられる程でした。なんかこの仁の世界観にとりこまれてしまうかのようなそんな影響を受けた気がします。一気に好きになって正直にありがとうと言いたい名作だと思いました。

「半沢直樹」に関しては、
もう言うまでもないと思いますがめちゃめちゃ面白かったですね。
目が離せないとはこのドラマのことじゃないかと思うくらいの展開力とテンポよさがあって、息継ぎをする暇がないほど釘付けにさせられました。それから何と言っても各キャストのキャラが抜群に立っていてそれぞれがうまくハマってたように思います。
こんなに痛快でぶっとんでる作品はやっぱ半沢直樹しかないと言えるくらいですね。
これはもう文句なしのSランクです。

あとAランクの作品に関してもすごく思い入れの深かった作品ばかりでした。
リーガルハイは堺雅人の演技が際立っていて名台詞的なものも多く、すごく心に響く感じがした。
女王の教室は当時結構内容に関して賛否両論があったりしてたと思うけど、
普通に面白かったし学園モノの中では個人的にはこれが一番かなと思ってます(GTOとかごくせんとかよりも)。
眠れる森に関してはミステリードラマとして完全に引き込まれた。これほど吸引力のある作品はないかと思うくらい面白い展開だった記憶があるね。
他の王様のレストランやひとつ屋根の下なんかはちょっと古いけど当時学生の時に結構話題になってたし、普通に何度も観れるくらい好きなドラマだと思います。

完全に自己満足の世界かもしれないけどこういうランキングを考えるのは結構楽しかった。
あと、一つ自分で気づいたこととしては恋愛ものがあまり自分にははまらないということ。視聴率的にはビューティフルライフとかラブジェネ、ロンバケとかが高かったと思うけど個人的にはそんなにって感じでした。この辺は個人的にバイアスがかかってんだろうなと思った。

それからトップ3に入るような素晴らしいドラマの共通点はやっぱり観終わってから
“余韻が残る”
こと。1日2日とかのレベルじゃなく、1週間から2週間以上そのドラマの世界感が頭から離れないようなそんな力を持っているような気がしました。

退職してから


今日は大阪産業創造館に行ってきた。

起業・独立のスタートアップのセミナーに参加してきた。


会社を退職して思うこと。

・生き方を考え直す、人生の価値や意味を考える
・付き合える人間が限られてくる(と感じる)
・規則正しい生活が大切に思う
・何をして生きていくかを見つけるのが結構難しい
・肩書きがほしい
・社会との接点を考える

など。

色々思うことが出てくる。
(まぁ実際ある程度予測はしてたけど・・・)

また自分で事業はまだしてないけど、

何をやって生きていくか、

そして、何に価値を置いて生きていくなんていうことを

つくづく考えるようになった。


金銭的な面での心配はあまりないんだけど、

生きがいとか生きている価値をほんとに追及する良いタイミングになっていると感じる。


今しかアクションを起こせる時期はないと思う。

絶対やってやる('ω')ノ


女性活躍推進プロジェクト


社内で女性活躍推進のプロジェクトに参加して約1年くらいになる。


アイデアや施策は出るもののなかなか成果につながらず、


ちょっともやもや感も出てきている。



そもそも女性活躍推進って何?


っていうところを話すると、


流れ的には、

将来的に日本の労働人口自体が減っていく。

そうなると、国(企業)が今後成長していくためには

現状うまく活用できていない女性の力が必要。

つまり、社会全体で女性(社員)の活躍推進が必要となってくる。


ということで、


安倍内閣の成長戦力の一つとしても女性活躍推進の法案が進んでいる。


具体的には2020年までに女性管理職の割合を30%へ(現在10%位)


していくことを目指しているらしく、


企業も女性活躍推進のための制度や環境づくりが求められてきている。


実際に2016年4月からは大企業を中心に女性活躍推進の計画内容を


厚生労働省に提出することが義務化されるようだ。


男性社員も他人事ではない。



このプロジェクトを進めていて、


ある程度ポイントになることはわかってきている。


よく言われるのは、


「ロールモデルの構築」


これに集約されるように思う。


制度として、育休や時短、メンター制度をつくることや


女性社員のための研修プログラムを考えることなど、


色々と施策はあるが、


結局は、出産後職場復帰して子育てしながら、


仕事も家庭も両立できるワーママが現れることが


何よりも若手女性社員のモチベーションにつながる。


女性社員のモチベーションが上がれば仕事の生産性もあがり、


働きやすい環境も整備されていく。


女性の職域が広がることにつながることも考えられる。


こういった活動が社内に広がると、


自然と男性社員の意識も変わる。


子育てもしながら仕事を頑張っている人が隣にいると


自分も頑張らなければという風潮が浸透していく。


職場全体の活性化と同時に、企業経営にもプラス効果となる。


まぁこういう流れがうまくできるのは簡単なことじゃないけど、

将来的な課題として非常に重要なことは確か。

一つ気になるのは、

機械化・ロボット化の動きだ。

労働人口の減少をカバーするため、ロボット化などで

急速に無人化が進むことは十分に考えられる。

おそらく、この波及のスピードの方が圧倒的に速いため、

業界によっては、かなり人員のバランスが変わる。


①女性活躍が進んで男女が共に働き、家庭も仕事も従事していく社会。

②機械・ロボットが人材をカバーすることで人員に余裕ができて、
  男性の残業時間も減り、女性が主婦に専念できる社会。


どういうのがいいのだろうか・・・。

働き方・環境はどんどん変わって行く気はするが、

このプロジェクトで色々と考えさせられるいい機会であると感じる。


ユーザーエクスペリエンスデザイン


2,3ヶ月ほど前に宣伝会議のセミナーに参加したんだけど

その中の一つにユーザーエクスペリエンスデザインというテーマでの

パネルディスカッションがあった。


パネラーの一人がキリンのフローズン生のプロモーションを仕掛けた人で

その手掛けた内容の(裏)話をしていた。


アーキテクトシティの室井淳司という人。

元博報堂の人で、大学では建築を学んでいたそうだ。

なので建築関連の仕事や空間デザインなんかの仕事を多くしていたようだ。


キリンからは新しいフローズン生の商品をプロモートする仕事を受け、

店舗のデザインから携わる。

若者のビール離れが進む中、

店舗単体で黒で回さないといけないというミッションも背負いながら、

彼は、スタバの文脈を組めないか?

と考えたそうだ。


レジで先にビールを買って好きな席に座る。

若い人が気軽に楽しめる、経験できるものを目指した。

そして、若い女性に来てもらうために、

日本初のビアガーデン全席禁煙を実現した。

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↑ これ。大阪はグランフロントにあるよ。


結果、お客さんの6割は女性だったらしい。

話題性も高く、売上も好調。

最近カンヌの広告賞も受賞したみたい。


この人の話で僕が特に気になったのは2点。

・文脈を非常に意識していること
・どのターゲットにどういうメッセージを発信するかを大切にしていること


とても説得力があって、

志というか、広告に携わる人としてマインドの高い人でした。



この手の話っていうのは何もビールだけに限らず、

他の業界でもよくある施策だと思う。

特に最近。

ビール離れ、車離れ、住宅もそう。

需要喚起策として体験価値を提供していくということ。

ハウスメーカーでは、

積水のスムフムラボ

大和ハウスのトライエラボ

パナホームのビューノプラザ

など、大手メーカーなどは最近割とこういった動きが目立ってきている。

家を体感してすぐ購買に繋がるとはちょっと考えにくいけど、

何かしらのきっかけづくり、コミュニケーションとしては

ありかなとも思う。


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